最近の関東では雪と桜が一緒に見られる春を迎えたとか、そんな景色、なかなか見れないですね。個人的に興味がある風景だったので、少しうらやましい。住んでいる方々にとっては迷惑な話かもしれませんが。屋久島の桜はといえば、北部に限っては今月始めの週は5月中旬のような気候だったのでその頃がピークだったかと思います。満開を待たずに雨や風にはらはらと花びらが舞っていたような気がするのは、ただの私感でしょうか。
さて、当社のはぐ×くむプロジェクトについて、早速お問合せを頂いており、手応えを実感しております。ありがとうございます。
木の素材がもつ本来の肌触りや、香りに触れることができ、なおかつ日常の暮らしの中に取り込めるものづくりをコンセプトに今後も展開していきたいと考えています。その中のひとつで現在取り組んでいるのは、カラーバリエーションです。
地杉を製品にする際に、その製品を長くおつかい頂くために傷やカビを防ぐために塗料などでコーティングをします。そのコーティングには油性などを用いて強い塗料で完璧にコートすることにより、熱や傷には強くなるが木の香りが全くしなくなってしまうものと、コート力は弱くなるけれども木の香りを残し、なおかつ、触るほどに木の脂が染み出てくる肌触りも残せる水性塗料やオイル仕上といったように大きく分けて2種類の方法があります。
わたくしたちがこれまでに開発を進める中で、色を選べるともっと楽しいのではないかと考え、そしてそれが生活の中にあるうえで安全な塗料であれば、ぜひご提案をしたいと思い、「いろいろ」バージョンをご用意する運びとなりました。
木肌に膜を張り、ある程度は外部からの影響からも守るが塗料だけに頼るのではなく、つかう人の手でしっかりと管理してあげることで長持ちさせる、ながくつかっていける、そんな製品にしていきます。