屋久島町庁舎木造新築の木材管理のご報告を致します。
屋久島の杉が活用される、島のシンボル的建造物が初めて建設されようとしています。現在の建設計画については、工事で使用する木材の半分、第一次木材伐採分の木材ストックの完了段階とされています。ここにくるまでに一本一本の木は何人の人に触れられてきたことでしょうか。
山林にて伐られ
製材所に運ばれて
製材されていく。
規格サイズに製材され、ストックヤードへ運ばれた木材は、1本1本重さが量られ、規格によってはじめに用意された数量で仕分けられたレベルで重い、中くらい、軽いに分別されます。分けられた材はブロック積みされていきます。規格や材によって重さが30キロ台から最高300キロ計ることができる計量器でエラー表示されるものまであり、写真のようにリフトにロープをかけ材を吊りながら作業をします。
梁や桁材が貯まる一方で、集まってくる床・壁材の管理も同時に行います。
急激に乾燥させてしまうときに起こりやすいひび割れを考慮し、屋内乾燥させること半年。
冬の季節を迎え、天気を見ながら屋外乾燥をするための準備整備をしました。
数日間で屋内でストックされていた木材を全て外へ運び、
またまた空っぽになった、作業小屋。
雨養生のために屋根を設置し、自然乾燥をつづけます。
また、一年間を通して観測する毎月一回の木材含水率と木材重量計測もひき続き行います。
本年度も、どうぞよろしくお願いいたします。