恐る恐る。

今週末に屋久島大屋根の会が出展する屋久島町ふるさと産業祭への協賛出展に向け、そしてこれからのイベントにどんどんお披露目していくために、5年間自然乾燥をしてつくられたちゃぶ台の木肌を仕上塗装することに。

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個人的にふわりとした優しい地杉の無垢の木肌が大のお気に入りで、塗る直前までためらったこの作業。しかし半年前にちゃぶ台の脚の一脚を試しに塗装したところ、乾燥後はしっとり感も重くなく割と無垢の感触に近くなることが分かったので、実行に至りました。

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職人さんが仕上げてくれたふんわりぴかぴかの木肌に、えごま油をつけた刷毛がするりと伸びる。パンを焼くときの作業みたいで、あれもこれもと塗りたくなります。

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大きい方(φ120㎝)はえごま油で。小さい方(φ90㎝)は違うもので仕上塗装を考えています。

 

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スギの脂とえごま油が仲良くなじみます様に。

お誕生日プレゼントをお届けしました .*☆

いつも弊社のホームページをご覧いただきまして、ありがとうございます。

おかげさまをもちまして、「はぐ×くむプロジェクト」屋久島の木製品開発は、手ごたえのあるスタートとなっています。

●お客様からのメッセージ:

神戸にいる3歳になる初孫の誕生祝いに贈る物として、屋久島で何かないなあと思っていたところ、Facebookで「はぐ×くむ」プロジェクトを見つけま した。屋久島南部に住んでいるのですが、北部に位置する楠川の稲穂工房事務所まで出向いて実物を見、触らせてもらい、キューブ小に決めました。誕生日を過ぎて届いたと思 いますが、今頃は昨年生まれた弟に握らせようとする姿を思い浮かべて一人ニンマリしています。

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一番目のお客様は、お孫さんへのお誕生日プレゼントをお送りしたいということでお問合せを頂きました。おじいちゃま自らがお孫さんの手のサイズを思いながら、実際に商品に触れられて大きさを選ばれた地杉のキューブ。サイズをじっくりと確かめ、同梱でのお誕生日のメッセージカードと共にご注文を頂きました。

ご注文を頂いてから2週間後、ようやくお届けすることができました。お孫さんへはうれしい贈り物になったことと思います。優しい素材の贈り物をお届けするおじいちゃまの想いも、きっと伝わっていることと思います。

 

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わたくしたちにとっても、「はぐ×くむプロジェクト」の有意義を実感することができた機会を頂き、心が躍ります。

ご家族の幸せがますます育まれますよう、心よりお祈りを申し上げます。

株式会社稲穂工房 一同

「いろいろ」やります。

最近の関東では雪と桜が一緒に見られる春を迎えたとか、そんな景色、なかなか見れないですね。個人的に興味がある風景だったので、少しうらやましい。住んでいる方々にとっては迷惑な話かもしれませんが。屋久島の桜はといえば、北部に限っては今月始めの週は5月中旬のような気候だったのでその頃がピークだったかと思います。満開を待たずに雨や風にはらはらと花びらが舞っていたような気がするのは、ただの私感でしょうか。

さて、当社のはぐ×くむプロジェクトについて、早速お問合せを頂いており、手応えを実感しております。ありがとうございます。

木の素材がもつ本来の肌触りや、香りに触れることができ、なおかつ日常の暮らしの中に取り込めるものづくりをコンセプトに今後も展開していきたいと考えています。その中のひとつで現在取り組んでいるのは、カラーバリエーションです。

地杉を製品にする際に、その製品を長くおつかい頂くために傷やカビを防ぐために塗料などでコーティングをします。そのコーティングには油性などを用いて強い塗料で完璧にコートすることにより、熱や傷には強くなるが木の香りが全くしなくなってしまうものと、コート力は弱くなるけれども木の香りを残し、なおかつ、触るほどに木の脂が染み出てくる肌触りも残せる水性塗料やオイル仕上といったように大きく分けて2種類の方法があります。

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わたくしたちがこれまでに開発を進める中で、色を選べるともっと楽しいのではないかと考え、そしてそれが生活の中にあるうえで安全な塗料であれば、ぜひご提案をしたいと思い、「いろいろ」バージョンをご用意する運びとなりました。

木肌に膜を張り、ある程度は外部からの影響からも守るが塗料だけに頼るのではなく、つかう人の手でしっかりと管理してあげることで長持ちさせる、ながくつかっていける、そんな製品にしていきます。